理事長あいさつ

理事長あいさつ

 木々の緑が日ごとに色を深めていく頃となりました。
 会員の皆様には、お健やかにお過ごしのことと存じます。
 平素より私たちの活動に格別のご支援を賜り厚くお礼申しあげます。

 さて、このたび特定非営利活動法人(NPO法人)の認証をいただき、令和5年4月4日をもって法人登記が完了し、あらたに「NPO法人 尼崎市国際交流協会」としてスタートすることとなりました。今後は、法人としての自覚と責任を持ち、行政や地域団体、企業さらには教育現場との連携を推進・強化し、当協会の会員である皆様と「尼崎の目指す共生社会」の実現に向けて、努力していく所存でございます。

 私たちの活動は任意団体として、1979年12月から、主に尼崎市に住む外国人との交流活動や、尼崎市の姉妹都市との交流を中心とした活動を続けてきました。さらに、近年のグローバル化、日本における少子高齢化問題により、従来の文化交流活動以上に、外国人の生活における支援活動が重要視され、行政との連携の必要性がますます高まってまいりました。このような状況下において将来を見据え、非営利活動促進法に基づく法人格を取得することに至りました。

 近年、多くの外国人が住民票を置いて生活する中、総合政策局ダイバーシティ推進課とますます連帯を深め、外国人の生活サポートと交流に関わる共同事業を進めてまいります。そこで、松本市長には前稲村市長の後任として、相談役に就任頂きました。ご意見を賜りながら、尼崎市の全体的な国際化の把握、市民が求める当協会の在り方などの検討に繋げていきたいと考えております。

 ようやく、コロナ禍の規制も緩和され、社会に明るさが戻ってきたと感じております。当協会におきましても、今年度は、外国人対象日本語教室をはじめ、市立高校の海外語学研修へのサポート、外国人との交流活動など、本格的に再開していく予定でございます。

 会員の皆様には、新しくなりましたNPO法人尼崎市国際交流協会への変わらぬご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
 末筆ながら、皆様の益々のご健勝とご多幸を心より祈念いたします。

 NPO法人 尼崎市国際交流協会
 理事長 太田垣亘世